Windows? Macintosh?
道具は何でもいいから作りたいものを作りたいだけであり、パソコンというものは「檻の中の自由」を与えてくれるだけなのにも関わらず、とても些末な「Windowsか、Macitoshか?」なんてことを気にしなければならない私たちエンドユーザーはとても不幸ですが、現状を受け入れざるを得ないのが情けないですね。
まず、WindowsというのはOS(基本ソフト)の名称で、MacintoshはApple社が販売しているパソコンのモデル名です。MacintoshのOS(基本ソフト)は、Mac OSという名前です。
OS(基本ソフト)は異なりますが、パソコンとしての構成が大きく異なるわけではありません。Apple社は囲い込み傾向が強いので、Mac OSは他社のパソコンでは動きませんが、Windowsは多くのパソコンで動きます。Macintoshでも動きます。
- CADソフトには、Windowsでしか動かないものがあります。
- Macintoshは、Bootcampを使うとWindowsマシンになるので、再起動の手間をいとわなければけっこう面白い選択肢だと思います。
Bootcampではない、有料のWindowsを動かすソフト(Parallels Desktop for Mac とか ←現在バージョン11ですが、買うときはに注意してください!)を買えば、Mac OSの中で、Windowsを動かせます。そういう必要がある人にはいいでしょう。
私の Mac mini は、最初の数ヶ月はMac OSで使っていましたが、Mac版のまともなソフトを持っていないので、今はバックアップをとるとき以外はWindowsマシンとして使っています。Macを持っていることを忘れるほどです(つまり、Bootcampの上で、全くトラブルなくWindowsが動くということで、これはなかなかすごいことだと思います)。
ということで、私はどっちでも良いと思いますが、下記は人によって異なると思うので留意してください。
- Windows のデスクトップPCはグラフィックボードの選択肢が幅広く、自分で交換するのも難しくありません。
- WindowsのノートPCや、Macintoshはグラフィックボードの選択肢がないと言える状態なので、使いたいソフトがに対応するかどうかを事前にチェックしておく必要があります。
ただしMacinsothの高いモデルには、CADやCG向けの高性能なグラフィックボードが搭載されているので、心配ありません。注意が必要なのは安いモデルの場合です。
- Macintosh で Bootcamp を動かす場合は、別途 Windows を買う必要があります。Macの年式とそれに対応するMac OSのバージョンによって、稼働するWindowsのバージョンも異なります。これはAppleのサイトのBootcampの説明の中に書かれてるはずなので、挑戦したい人は事前に確かめてください。
また、Wincloneのような有料ソフトを買う必要がありますが、Windows領域を簡単にバックアップでき、復元も簡単です。トラブル発生時には、普通のWindowsマシンを簡単にWindowsを復元できます。これは、MacintoshをWindowsマシンとして使うときの大きなメリットです。バックアップが楽であり、復元が楽であるためだけに、多少割高であってもMacintoshを買ってもいいと思います。
- 同じくらいの性能の場合、Macintoshの方が割高感があります。同じ予算でWindowsマシンの高いのと安いのを各1台(合わせて2台)買った方が便利なこともあるでしょう。
- Appleは定期的にものすごく不細工な外観のMacintoshを発売します。不細工だと感じるマシンはやめた方がいいです。また、あきれるほど使い勝手の悪いマウスを販売することもありますが、いまはマウスは自由に選べるので大丈夫です。
誰かに相談するときの留意事項
WindowsやMicrosoftをやたらと悪く言うMacintoshユーザーの言うことを真に受けてはいけません。
Macintoshを使ったことがないWindowsユーザーには、相談しても無駄です。身の回りにそういう人がいなかったら、Windowsを選びましょう。
そういう意味では、WindowsやMicrosoftの悪口を言わないMacintoshユーザーが、もっとも頼りになる相談相手だろうと思います。
相談相手がいない場合は、絶対的ユーザー数が多いWindowsを選んだ方が良いと思います。
相談してもよく分からないときは、やはり絶対的ユーザー数が多いWindowsを選んだ方が良いと思います。
その他留意事項